2022年 12月 04日TRAVELING FOR ART
SUNA FUJITA
六本木にある小山登美夫ギャラリーにて、藤田匠平と山野千里の陶芸制作ユニット「スナ・フジタ」の新作展が開催されています。
「スナ・フジタ」の作り出す陶芸作品は自然の中で人と動物が織りなす夢物語のような、自由で優しく、遊び心が無限に広がるような世界観で多くの人々を魅了してきました。
現在「スナ・フジタ」は自然豊かな京都の里山に住み、制作をしています。
この展覧会では「スナ・フジタ」ならではの、手のひらにおさまるお茶碗、ポット、絵皿、ぐいのみなど小さな作品に加えて、六本木のギャラリースペースでの展示のために制作された、高さ30cmほどの、いままでになく大きな作品も新たな展開として発表されています。
焼き物という立体の特徴を生かし、2次元と3次元の境界をゆるりと超え、「スナ・フジタ」の作品全体には、人も自然も動物も寄り添って楽しそうに共生し合う、独特な世界観が存在しているようです。
「スナ・フジタ」は陶芸という時代を超えて残る手法を通して、当たり前だけど大切な「何気ない日常の中にこそ幸せと愛がある。」を気づかせてくれるようです。