2023年 11月 02日TRAVELING FOR ART
TAKESADA MATSUTANI
六本木にあるギャラリー、TARO NASUにて松谷武判の作品展が開催されました。
松谷武判は1937年大阪に生まれ、1960 年に具体美術展に初出展したのち、木工用ボンドを用いた抽象絵画作品を吉原治良に認められ、1963 年、具体美術協会会員となります。
1966年にはフランス政府留学生選抜第1 回毎日美術コンクールでグランプリを受賞して渡仏しました。
それ以降、平面、立体、パフォーマンスなど多彩な作品を発表し続けています。
日本国内では西宮市大谷記念美術館や神奈川県立近代美術館などで個展を開催したほか、近年はパリのポンピドゥー・センター国立近代美術館に作品が収蔵されました。
また、2017年のヴェニスビエンナーレではセントラルパヴィリオンの企画展「Viva Arte Viva」に参加するなど国際的な活躍でさらなる注目を集めています。
TARO NASUでの初めての個展となる今回の展示では、1960年代から1970年代にかけて松谷武判が精力的に取り組んだ「ハードエッジ」シリーズのペインティングを中心に、近作を含む約20点の作品が展示されました。