2021年 12月 20日TRAVELING FOR ART
TOKYO INTERNATIONAL GALLERY
天王洲アイルのTERRADA ART COMPLEX IIにあるTOKYO INTERNATIONAL GALLERYにて12月18日まで袁方洲(エン・ホウシュウ)による日本国内二度目となる個展「中間体 ―Intermediary
compound―」が開催されていました。
中国遼寧省生まれの袁方洲は2018年清華大学美術学部工芸専攻を卒業後に来日しました。
現在は東京藝術大学大学院工芸科博士後期課程に在籍し東京を拠点に活動しています。
活動は中国や日本だけに留まらず、韓国、チェコ、バングラデシュなどグロバールに作品発表を続けていますが第24回岡本太郎現代芸術賞入選、第14回大分アジア彫刻展優秀賞など今注目を集める若手作家です。
袁方洲は、人・物・自然の関係性に着目し、ポスト・ミニマリズムや仏教などの東洋思想に影響された自身の哲学に基づき、ガラス素材を中心に、立体、絵画、映像など複数のメディアと技法を交錯させる作品を展開しています。
ガラスとは思えない重厚な質感や存在感の作品がギャラリー内に静寂とともに展示された空間で作品が語りかけてくるような力を感じることのできる展示となっていました。