ANICKA YI

韓国ソウルにあるリウム美術館にて、韓国系アメリカ人作家、アニカ・イーのアジア初の美術館での個展「もう一つの進化があるが、これには」が開催されています。

この展覧会では新作を含む作家の最近作に焦点を置きつつ、これとつながった旧作を一緒に展示しています。

過去10年間に制作された30点余りの作品は、アニカ・イーの全体的な表現世界と最近の傾向を幅広く見せてくれるます。

アニカ・イーはこれはまで、技術と生物、感覚を結ぶ実験的な作業を展開してきました。

細菌、臭い、揚げ花のように有機的で一時的な材料を使って人間の感情と感覚を鋭敏に捉えた作品で世界の美術界の注目を集めました。

また、アリや土の中の微生物のように生きている生物を助力者として作った作業を通じて、生と死、永続性と腐敗などの実存的テーマを取り上げました。

近年では機械、菌類、海藻類などの非人間知能を探求し、人間中心的思考に疑問を提起する作品も披露しています。

科学者、建築家、操向士など様々な分野の専門家とのコラボレーションしながら、生物学、技術哲学、環境定義を行き来する作家の幅広い研究は、表現の深さと幅を牽引しています。

LEEUM MUSEUM