DAISUKE FUKUNAGA

六本木にある小山登美夫ギャラリー六本木にて、福永大介展「醗酵される時間」が開催されました。
この福永大介にとって小山登美夫ギャラリーにおける4年ぶり7度目の個展では、新作ペインティングが発表されました。

1981年東京生まれの福永大介は、2004年多摩美術大学美術学部絵画科油絵専攻卒業し、2009年第1回絹谷幸二賞を受賞しました。

現在は東京を拠点に制作活動を行っていますが、近年は、ロサンゼルスや、上海、パリなど海外でも個展を開催して精力的に活動しています。

制作初期より、路地裏、バックヤードなどに惹かれ、モップ、タイヤ、バイクシート等忘れられがちなものへの独特な存在性を見出してきました。

それらが生き生きと見えた時の感覚をドキュメントするように絵を描き、静かに佇むそのものたちはまるで感情を持つように凛々しく崇高な姿を表しています。

2020年、小山登美夫ギャラリーにおける展覧会、「はたらきびと」で人々が休憩している様を描いた作品を発表して大変好評を得ました。

TOMIO KOYAMA GALLERY