2024年 1月 21日TRAVELING FOR ART
INTERFACE OF BEING
六本木にある新国立美術館で大巻伸嗣の展覧会、「真空のゆらぎ/Interface of Being」が開催されました。
大巻伸嗣は、「存在するとはいかなることか」という問いを掲げ、身体の感覚を揺さぶるような大規模なインスタレーションを創り出してきた現代美術家です。
今まで、スケールの大きな創作を、日本はもとより、アジアやヨーロッパなど世界各国で発表し、高い評価を得てきました。
また、地域を活性化するアート・プロジェクトから舞台芸術まで、多くの人々と協働して空間を変容させるさまざまな現場でも比類のない資質を発揮している作家です。
大巻の空間に包み込まれた鑑賞者は、この世界における我が身の存在に、新たな視点を投げかけることになります。
空間に痕跡を残すことで自らの身体を実感し、また、闇に包まれたり、強烈な光に照らされたりすることで、身体だけでなく、意識や感覚に、内省的に向き合うことを促されるのです。