YVES SAINT LAURENT

六本木にある新国立美術館にて20世紀のファッション界を席巻し「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローランの展覧会が開催されています。

イヴ・サンローランはクリスチャン・ディオールの急死をうけ、1958年にディオールのデザイナーとして鮮烈なデビューを飾ります。

1962年に自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表して以来、2002年の引退まで約半世紀にわたって世界のファッションシーンをリードしました。

サファリ・ルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといった新しいアイテムを定着させるなど、女性たちのワードローブに変革をもたらしました。

イヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得たこの展覧会は、イヴ・サンローラン没後に日本で初めて開催される大回顧展です。

わずか21歳で衝撃的なデビューを果たしてから、自身のブランドとして初のコレクションを成功させ、美術作品や舞台芸術、そして日本にも影響を受けながら独自のスタイルを確立する40年にわたる歴史を、ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む262点が12章構成で紹介されています。

20世紀後半におけるファッション界の偉大な才能であるイヴ・サンローランから生み出される、唯一無二でありながら、豪華絢爛な美の世界を間近でご堪能することが出来る機会となっています。

NACT