DONALD BAECHLERについて。
BITS AND PIECES

DONALD BAECHLERについて。

都築響一さんは写真家であり編集者、そしてジャーナリストであるがマガジンハウスで編集者をしていた自分の大先輩でもある。 彼は他の人が取り上げないような独特な視点で編集した様々な写真集や作品集を数多く出版していて素晴らしい編集者でありジャーナリストだ。 その都築さんが1980年代後半に当時話題の現...

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DRAWING NOW
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DRAWING NOW

今から約20年以上も前、村上隆や奈良美智などの日本人アーティストが欧米のアート界に出現して少し経ったころにMOMAのキュレーションで出版されたdrawing nowというこの本では、当時注目されていたアーティスト達の作品をoneからeightまでのプロポジションと呼ばれるチャプターで紹介してい...

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ABOUT JAMES ROSENQUIST
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ABOUT JAMES ROSENQUIST

ジェームズ・ロゼンクエストはアーティストになる前は屋外広告などの巨大な看板を描く職人だったという。 ポップが大衆向けという意味であるなら、ポップアートの世界に登場した数多いアーティストの中でもこれほどポップなバックグラウンドの作家は他にいないのではないだろうか? 彼の作品を最初に見た時、その大...

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THE PRIVATE WORLD OF PABLO PICASSO
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THE PRIVATE WORLD OF PABLO PICASSO

DAVID DOUGLAS DUNCANがピカソのプライベートな生活をドキュメントとした写真集「THE PRIVATE WORLD OF PABLO PICASSO 」はニューヨークのグリニッジビレッジにある古本屋のショーウィンドーに平置きにして飾られていた。 そこに開かれてあったのは、ピカソ...

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DREAM COLLABORATIONS
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DREAM COLLABORATIONS

1980年代のニューヨークのアートシーンはとにかく面白かった。 ウォーホールはまだ健在だったし、バスキアのような天才が現れたり、キース・へリングがグラフィティーを有名にしたり。 また、この時代にはネオエクスプレショニズムと呼ばれる大胆でインパクトのある表現のペインターが沢山出現した。 ジュリア...

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ABOUT ROY LICHTENSTEIN
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ABOUT ROY LICHTENSTEIN

20代の頃、戦闘機が空中で撃破される瞬間の一コマをコミックタッチで描いたロイ・リキテンシュタインによる絵のポスターを部屋に飾っていた。 今考えるとおかしいが、ポスターをわざわざ額に入れて飾っていたのだ。 でも、それを見るたびにポップアートな雰囲気に浸れるし、なんだか部屋全体が急にモダンでお洒落...

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FLOWERS BY IRVING PENN
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FLOWERS BY IRVING PENN

NYに暮らしていた頃からART関連の本や展覧会のカタログなどが好きで買っているうちにいつのまにか色々な本が集まってしまった。 そんな中、僕が記憶している中で最も最初に買った写真集がIrving Pennの「FLOWERS」だ。 アーヴィング・ペンといえば別に写真が好きでなくても名前を聞いたこと...

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WONDER OF TIM ROLLINS + K.O.S.
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WONDER OF TIM ROLLINS + K.O.S.

1981年のことである、アートの教師だったティム・ロリンズはブロンクスにあるSCHOOL52というパブリックスクールのジョージ・ガレゴ校長に呼び出された。 学校に在籍する感情的に問題ありとされる生徒のためになんとアートを使って読み書きを教えるという斬新な試みの授業を任命された。 授業の初日、テ...

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ABOUT HENRI ROUSSEAU
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ABOUT HENRI ROUSSEAU

ずいぶん以前の話だが世田谷美術館でアンリ・ルソーと素朴派やアウトサイダー達の作品展が開催されていた。 ルソーの絵は中学の美術の教科書なんかに絶対にあるひとつで、僕の時は砂漠で眠るジプシーにライオンが近寄る不思議な絵があったのを覚えている。 その後、この絵の本物にニューヨーク近代美術館(MOMA...

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PHARMAKON’90
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PHARMAKON’90

1990年に幕張メッセでPHARMAKON’90という大規模な現代アートの展覧会があった。これはその時のカタログだ。 こんな贅沢な展覧会はきっとバブルの時代だったから実現可能だったんじゃないかと思いながら久々にページをめくり中を見てみる。 1990年といえばもう大昔のこと、カタログを見ながらこ...

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ABOUT DAVID SALLE
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ABOUT DAVID SALLE

1980年代、ニューヨークのアートシーンにはユニークなペインターが続々登場した。 ジャン・ミッシェル・バスキア、エリック・フィッシェル、ジュリアン・シュナーベル、フランチェスコ・クレメンテ…それぞれが独自に強烈なイメージを描き次々と話題を提供した。 ギャラリーもソノベンやリオ・キャステリといっ...

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ABOUT PAUL KLEE
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ABOUT PAUL KLEE

パウル・クレーは美術の教科書に必ず出てくる有名なアーティストだ。 だが、最初は彼のペインティングや水彩のような色物の作品しか知らず、それらには正直ピンと来なかった。 その後、彼について知ったのも、例えば彼がバウハウスで教えていたとか、そんなところだった。 はっきり言って今でも彼のアートの真髄み...

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