
ALEXANDER CALDER
アレキサンダー・カルダーを最初に見たのは30年以上も前の話になるがニューヨークのアッパーイーストサイドにあったマルセル・ブロイヤーが建てた重厚なコンクリートの建物にあったホイットニー美術館だった。 その後、ホイットニー美術館は今のダウンタウンに引っ越してアップタウンの建物は2015年にメトロポ...
もっと読む都築響一さんは写真家であり編集者、そしてジャーナリストであるがマガジンハウスで編集者をしていた自分の大先輩でもある。 彼は他の人が取り上げないような独特な視点で編集した様々な写真集や作品集を数多く出版していて素晴らしい編集者でありジャーナリストだ。 その都築さんが1980年代後半に当時話題の現...
もっと読む今から約20年以上も前、村上隆や奈良美智などの日本人アーティストが欧米のアート界に出現して少し経ったころにMOMAのキュレーションで出版されたdrawing nowというこの本では、当時注目されていたアーティスト達の作品をoneからeightまでのプロポジションと呼ばれるチャプターで紹介してい...
もっと読むジェームズ・ロゼンクエストはアーティストになる前は屋外広告などの巨大な看板を描く職人だったという。 ポップが大衆向けという意味であるなら、ポップアートの世界に登場した数多いアーティストの中でもこれほどポップなバックグラウンドの作家は他にいないのではないだろうか? 彼の作品を最初に見た時、その大...
もっと読むDAVID DOUGLAS DUNCANがピカソのプライベートな生活をドキュメントとした写真集「THE PRIVATE WORLD OF PABLO PICASSO 」はニューヨークのグリニッジビレッジにある古本屋のショーウィンドーに平置きにして飾られていた。 そこに開かれてあったのは、ピカソ...
もっと読む1980年代のニューヨークのアートシーンはとにかく面白かった。 ウォーホールはまだ健在だったし、バスキアのような天才が現れたり、キース・へリングがグラフィティーを有名にしたり。 また、この時代にはネオエクスプレショニズムと呼ばれる大胆でインパクトのある表現のペインターが沢山出現した。 ジュリア...
もっと読む美術ジャーナリストの鈴木芳雄氏がアートなお宝を紹介する「作品じゃないけどお宝です」VOL.7 は「宮島達男展のインヴィテーション」です。 昨年は国内で宮島達男さんの作品を見る機会が多くあった。 7月〜今年1月、森美術館「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」にも参加し...
もっと読む美術ジャーナリストの鈴木芳雄氏がアートなお宝を紹介する「作品じゃないけどお宝です」VOL.6 は「奈良美智作品が表紙の『ビッグイシュー』」です。 『ビッグイシュー日本版』Vol. 400(2021.2.1) ホームレスの人たちの仕事を作ることで彼らを支援している雑誌『ビッグイシュー(...
もっと読む20代の頃、戦闘機が空中で撃破される瞬間の一コマをコミックタッチで描いたロイ・リキテンシュタインによる絵のポスターを部屋に飾っていた。 今考えるとおかしいが、ポスターをわざわざ額に入れて飾っていたのだ。 でも、それを見るたびにポップアートな雰囲気に浸れるし、なんだか部屋全体が急にモダンでお洒落...
もっと読む美術ジャーナリストの鈴木芳雄氏がアートなお宝を紹介する「作品じゃないけどお宝です」 VOL.5 は「レオナルドの聖母子像のポラロイド」です。 ロシア、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館には2回、取材に行った。 1回目は日本テレビ主催の「エルミタージュ美術館展」の取材で脳科学者の...
もっと読む美術ジャーナリストの鈴木芳雄氏がアートなお宝を紹介する「作品じゃないけどお宝です」 VOL.4 は「ティルマンスのサイン」です。 2004年秋に東京オペラシティ アートギャラリーでウォルフガング・ティルマンスの展覧会「Freischwimmer」があった。 その数ヶ月前にロンド...
もっと読む美術ジャーナリストの鈴木芳雄氏がアートなお宝を紹介する「作品じゃないけどお宝です」 VOL.3は「横尾忠則の少年マガジン」です。 『少年マガジン』(講談社)1970年5月31日号 『少年マガジン』(講談社)は1959年3月17日の創刊だから、2021年は62年目。 数々の名作を...
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